はじめての制御工学:第2講

内容

制御の対象となるシステムの数学モデルについて.

入力関数 f(t)と出力関数 y(t)との関係を式で表す. y(t) = \frac{f(t)}{K}のように,微分方程式の形を取らないシステムを静的システムという.一方, \frac{d y(t)}{dt} + y(t) = f(t)のように,微分方程式として表されるシステムを動的システムという.

例として,ばねのシステム(入力を力,出力を変位とみたもの)は静的システムであり,ダンパや粘性摩擦力のシステムは動的システムである.

電気系について考えると,たとえば R-L-C 回路は動的システムをなす.

電気系と機械系の混合システムを考えることができる;好例が直流モータのシステムである.

動的システムの入出力関係を考えるには微分方程式を解く必要があるが,一般にそれはめんどくさい.そこで,Laplace 変換を用いて入力と出力の関係性を考察したい.次講以降で Laplace 変換による伝達関数の導出などについて扱う.

感想

回路が難しかった(電気系ド素人並の感想)