学業
- 年明けから春にかけて関数解析のゼミに参加した.Hilbert 空間に関する章は合宿で読んだ.いま振り返って思うが,大変有益なゼミだった.
- TOEFL を受検した.94 点だった.海外渡航経験のないノンネイティブとしてはかなりいい線行けたと思う.もう一度この点を取れと言われても無理な気がするが,TOEFL スコアの有効期限は 2 年間らしいので,いつかまた受け直さないといけないかもしれない.
- 大学院入試を受けた.数理最適化・トポロジー・統計・アルゴリズム・数値解析・代数などなどを勉強した.基礎知識を固めるという意味でも非常にいい勉強になったと思う.それはそれとして負荷が重く,今年の前半はほぼ院試対策に忙殺されていた.
- 春学期に数値線形代数と確率論の論文をそれぞれ輪読した.
- 卒業研究を始めた.数論アルゴリズムについて研究している.
- 趣味で,力学系・数値解析・多様体論・圏論などを勉強した.
趣味
- 登山:春と秋にいくつか登った.本格的な鎖場・岩場にも挑戦し,進歩を感じる一年だった.
- お酒:去年よりも飲酒量は減った.最近はビール・日本酒・(まれに) 焼酎しか飲まなくなりつつある.
- 旅行:敦賀・小倉・熊本・高知・甲府に行った.北陸とかにも行きたかった.
その他
読書
今年は三島由紀夫をよく読んだ一年間だった.
言葉は私を、陥っていた無力から弾き出した。
特に春~夏はほぼ本を読まなかったので,例年に比べて読書量が減った.
- 山本智之『主戦か講和か』
- 山本智之『「聖断」の終戦史』
- 茶谷誠一『象徴天皇制の成立』
- 武田清子『天皇観の相克』
- 原武史『大正天皇』
- 上野千鶴子『女ぎらい』
- 亀井静香『永田町動物園 日本をダメにした 101 人』
- 柄谷行人『倫理 21』
- 高野秀行『イスラム飲酒紀行』
- 中村政則『象徴天皇制への道』
- 中江兆民『三酔人経綸問答』
- 高橋紘『昭和天皇実録』
- 小泉悠『ウクライナ戦争』
- 水木しげる『水木しげるのラバウル戦記』
- 吾妻ひでお『逃亡日記』
- 佐々木力『科学論入門』
- チャールズ・R・ジェンキンス『告白』
- 三島由紀夫『金閣寺』
- 三島由紀夫『命売ります』
- 三島由紀夫『青の時代』
- 原武史・保阪正康『対論 昭和天皇』
- 筒井康隆『最後の喫煙者』
- イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』
- 安倍晋三『安倍晋三 回顧録』
- 三島由紀夫『盗賊』
- 藤田尚徳『侍従長の回想』
- 木下道雄『新編 宮中見聞録』
- 小塩力『聖書入門』
- 鶴見俊輔『戦時期日本の精神史』
- 鈴木大拙『禅堂生活』
- 芦田均『第二次世界大戦外交史』
- 加藤陽子『昭和天皇と戦争の世紀』
- キケロー『老年について』
- 内田樹『下流志向』
- 小野寺拓也・田野大輔『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』
- 筒井康隆『傾いた世界』
- 原武史『昭和天皇』
- 岡崎守恭『自民党秘史 過ぎ去りし政治家の面影』
- 武田泰淳『政治家の文章』
- 三島由紀夫『小説家の休暇』
- 赤木昭夫『漱石のこころ』
- 山本武利『日本兵捕虜は何をしゃべったか』
- ジョージ・オーウェル『あなたと原爆 オーウェル評論集』
- 及川琢英『関東軍――満州支配への独走と崩壊』
- ウラジーミル・ナボコフ『ロリータ』
- 小谷賢『日本インテリジェンス史』
- 星新一『妄想銀行』
- 飯野亮一『晩酌の誕生』
- 小林道彦『山県有朋』
- 三島由紀夫『不道徳教育講座』
- 三島由紀夫『英霊の聲』