まえがき
第六駆逐隊のみんなが下半身に身につけてたもの全部買い取りたい
カレンダー
1月
JOI に向けて精進をするなどしていた.あと重い腰を上げて物理に手を付けはじめたり.
2月
JOI に出る.つらくなる.人々とエンカできたのは楽しかった.「人々」と書いたものの実質一人としかエンカしてないことに気づく.
春休みが始まって友人とランニングを始めるが,ふたりとも朝が弱いタイプだったので5回で終わる.
物理をぼちぼちやる.
3月
事実上何もしていなかった.かろうじて応用情報技術者試験の対策?
部活の絡みでイベントに出る.言語処理に興味があったので少しだけその方面を絡めたゲームを作った.正直作り込みが足りなかった.来年は同じ作品をリメイクして出す予定.
4月
進級する.直後に応用情報技術者試験を受ける.このへんまで高校物理への情熱が継続する.
応用情報技術者試験はつらかった.まず会場が遠い.日が昇る前に起きなければならない.しかも,受験者の平均年齢が基本情報のときと比べて一気に増大する.
5月
何やってたかあんまり印象がない.とある科目をきっかけに数学を勉強しはじめる.
6月
数学をやってた.中間試験の結果がひどくて結構めげる.
プロコンの予選がある.競技部門なのでまあ通る.ここからが問題で,開発にほとんど手を付けていなかった.この時期にサボったツケは10月頃支払うことになる.
部内でハッカソンを行う.新入生と2~5年生の距離を縮める目的だった.自分は運営に回ったので直接的に1年生と触れ合ってはいないが,感触はぼちぼちだったと思う.チームごとのテーマを魅力的なものにして,1年生を分散させることが大切っぽい.それと,チーム分けの前に各テーマの紹介を行う簡単な LT とかがあってもいいと思う.
7月
数学をやっていた.暑かった.
このあたりで英語論文を読む必要性が生じる.全く読めないが根気で1行ずつ読み進める.数学の教員に「1年かけて1ページとかはザラだから」と言われてつらくなるが,それは専門の数学者の話であって,高3が趣味でやってるやつはまだマシなのではと思い直す.
8月
夏休みに入るが,実質的には数学休みと呼べるくらいには数学ばかりしていた.といっても,ベースが貧弱だったのであまり結果が出ていない.
所用で東京に出る.ついでなので国会議事堂(衆院)を参観したり,神保町に行ったり,東大赤門を見たりした.明倫館に入って心がときめいた.
Hack U 2018 Osaka に出る.人生で初めて端末室に泊まり込みでの開発を行った.結果はかんばしくなかったが,開発に加われる実質的な頭数が足りなかったことを加味すれば健闘したほうだとは思われる.しかし,こういった正当化が可能なところに問題がありそうではある(そもそもモチベーションに欠けている人間をチームへ突っ込むべきではない.モチベーションは持続的なものではないので,最初に決定したチームメンバーを固定しないことが大事).
9月
プロコン(10月末)の存在が心を蝕みはじめる.いろいろコードを書いたが,この時期までに書いたコードは結局ほぼ生かされなかったと言ってもよい.
あとはめっちゃ数学をしていた.
10月
プロコンがやばいなあとなる.頑張って開発する.ソルバー担当は自分ひとりだったのでかなりめちゃくちゃなコードを書いた.結果として,名状しがたい謎のアルゴリズムが生えてしまった.それっぽい手は返すのだが.探索アルゴリズムについてちょっとでも勉強していたらこんなことにはならなかったのかもしれない.ちょうど木こりが斧を研ぐように(?).
11月
文化祭がある.部の出展があったのでゲームを出す.結構高評価だった.
中間試験がある.毎回のことながら一夜漬けだったが,今回は比較的満足の行く結果を収め得たと思う.席次は上がったが,理由としては ・前期のみ開講科目がそもそも成績に計上されていない ・力学や流体力学のような多くの人が点を落としてる科目で高得点を取れた などがある.しかし,凝りもせず低得点を取り続けている科目(マイコンなど)もある.学年末で挽回できるようにしたい.
12月
化学の到達度試験(CBT)がある.化学といっても高校カリキュラムで言うところの化学基礎分野のみで,本来なら全学生が満点を取れるような試験ではある.ところが,凡ミスで2問落としてしまった.もちろん事前知識があれば解けた(そして,この部分の事前知識は授業で一切扱っていない上に,他クラスに多少知り合いがいれば入手できたので,若干不当ではある)が,少し常識的に考えれば消去法的に正答できたと思われるので悔しい.
冬休みに入る.生活リズムが一瞬で崩壊する.数学・物理の到達度試験に向けてちょっと勉強をする.2月ごろにあるコンテストに向けてソルバーを書く.乱数の生成法について少し学ぶ.あっという間に大晦日になってしまった.
お気持ち
勉強の面ではあまり進歩が見られなかった.物理,化学,純粋数学に対する苦手意識を克服できたのはよかった.
生活リズムは悪化した.
プログラミングは比較的たくさんやった.競技プログラミングは JOI 以降あまりやれていないが.Web プログラミングに対する苦手意識は克服できていない.
本はそこそこよく読んだ.来年以降本を読む暇もなくなることが想定されるので,今のうちにたくさん読んでおきたい.
ごちうさの新刊は実によかった.きんモザの新刊もよかった.後世に語り継いでいきたいと思う.
読書
読んだ本をなんの工夫もなしに列挙しておく.
- 『中国の論理』,岡本隆司,中央公論新社
- 『ニーチェからスターリンへ』,レフ・トロツキー,森田成也訳,光文社
- 『疑似科学入門』,池内了,岩波書店
- 『空想より科学へ』,フリードリヒ・エンゲルス,大内兵衛訳,岩波書店
- 『ブレンド・S(1)』,中山幸
- 『教育入門』,堀尾輝久,岩波書店
- 『ゆゆ式(1)』~『ゆゆ式(8)』,三上小又,芳文社
- 『プロタゴラス』,プラトン,藤沢令夫訳,岩波書店
- 『エミール(上)』,J-J.ルソー,今野一雄訳,岩波書店
- 『賃労働と資本』,K.H.マルクス,長谷部文雄訳,岩波書店
- 『潮騒』,三島由紀夫,新潮社
- 『十五少年漂流記』,ジュール・ヴェルヌ,波多野完治,新潮社
- 『きけ わだつみのこえ』,日本戦没学生記念会,岩波書店
- 『変身』,フランツ・カフカ,高橋義孝訳,新潮社
- 『仮面の告白』,三島由紀夫,新潮社
- 『ウェブ社会をどう生きるか』,西垣通,岩波書店
- 『幸福について』,ショーペンハウエル,鈴木芳子訳,光文社
- 『サド侯爵夫人/わが友ヒットラー』,三島由紀夫,新潮社
- 『幼年期の終わり』,A.C.クラーク,池田真紀子訳,光文社
- 『歯車』,芥川龍之介,岩波書店
- 『蟹工船/一九二八・三・一五』,小林多喜二,岩波書店
- 『金閣寺』,三島由紀夫,新潮社
- 『疫病と世界史(上)』,W.H.マクニール,佐々木昭夫訳,中央公論新社
- 『人間不平等起源論』,J-J.ルソー,中山元,光文社
- 『太陽の季節』,石原慎太郎,新潮社
- 『死の家の記録』,F.M.ドストエフスキー,工藤精一郎訳,新潮社
- 『憲法とは何か』,長谷部恭男,岩波書店
- 『グレート・ギャツビー』,F.S.フィッツジェラルド,野崎孝訳,新潮社
- 『文明論之概略』,福沢諭吉,松沢弘陽校注,岩波書店
- 『死刑執行人サンソン』,安達正勝,集英社
- 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』,J.D.サリンジャー,村上春樹訳,白水社
- 『ガヴリールドロップアウト(1)』~『ガヴリールドロップアウト(4)』,うかみ,角川書店
- 『私を球場に連れてって!(1)』,スーパーまさら原作,うみのとも作画,芳文社
- 『定義集』,E.A.アラン,神谷幹夫訳,岩波書店
- 『昭和天皇独白録』,寺崎英成,マリコ・テラサキ・ミラー,文藝春秋社
- 『自省録』,M.A.アントニヌス,神谷美恵子訳,岩波書店
- 『花ざかりの森/憂国』,三島由紀夫,新潮社
- 『フェルマーの最終定理』,S.L.シン,青木薫訳,新潮社
- 『車輪の下』,H.K.ヘッセ,高橋健二訳,新潮社
- 『アドルフに告ぐ(1)』~『アドルフに告ぐ(4)』,手塚治虫,文藝春秋社
- 『現代思想(2017年10月号)』,青土社
- 『スターリン(上)』,S.S.モンテフィオーレ,染谷徹訳,白水社
- 『こころ』,夏目漱石,新潮社
- 『日本の下層社会』,横山源之助,岩波書店
- 『きんいろモザイク(9)』,原悠衣,芳文社
- 『スターリン』,中島毅,山川出版社
- 『シベリア抑留』,栗原俊雄,岩波書店
- 『雪国』,川端康成,新潮社
- 『狂気について 他二十二篇』,渡辺一夫,大江健三郎ほか編,岩波書店
- 『日本の統治構造』,飯尾潤,中央公論新社
- 『オカルト化する日本の教育』,原田実,筑摩書房
- 『オレたちバブル入行組』,池井戸潤,文藝春秋社
- 『故郷/阿Q正伝』,魯迅,藤井省三訳,光文社
- 『吾輩は猫である』,夏目漱石,新潮社
- 『どくとるマンボウ航海記』,北杜夫,新潮社
- 『フランス敗れたり』,アンドレ・モーロワ,高野弥一郎訳,ウェッジ
- 『危機の二十年』,E.H.カー,原彬久,岩波書店
- 『自民党』,中北浩爾,中央公論新社
- 『疫病と世界史(下)』,W.H.マクニール,佐々木昭夫訳,中央公論新社
- 『賃銀・価格および利潤』,K.H.マルクス,長谷部文雄訳,岩波書店
- 『漱石文明論集』,夏目漱石,三好行雄編,岩波書店
- 『自由か、さもなくば幸福か?』,大屋雄裕,筑摩書房
- 『1789年―フランス革命序論』,ジョルジュ・ルヴェーブル,高橋幸八郎訳,岩波書店
- 『美と共同体と東大闘争』,三島由紀夫,東大全共闘会議,角川書店
- 『労働法入門』,水町勇一郎,岩波書店
- 『言語起源論』,J-J.ルソー,増田真訳,岩波書店
- 『史記(1)』~『史記(8)』,横山光輝,小学館
- 『コモン・センス』,トマス・ペイン,小松春雄訳,岩波書店
- 『ご注文はうさぎですか?(7)』,Koi,芳文社
- 『西洋政治思想史』,宇野重規,有斐閣
- 『財務省と政治』,清水真人,岩波書店
- 『世論(上)』・『世論(下)』,ウォルター・リップマン,掛川トミ子訳,岩波書店