結構簡単だけど日本語だと見つからなかった(探し方が悪かっただけかもしれない)のでメモ.
を集合, を集合関数とする.
Dfn. 1. が劣モジュラ (submodular) であるとは, であること.
Dfn. 2. が限界効用逓減 (diminishing returns) とは, であること.
Prop. 1. が劣モジュラ は限界効用逓減.
pf.
の方向:(これはかなり簡単).
が劣モジュラと仮定する.仮定より,任意の と に対して が成り立つ(劣モジュラ不等式において, を とした).したがって,
である.
の方向:
が限界効用逓減であると仮定する. を任意に取る. であれば だから劣モジュラ不等式は明らかにしたがう.以下, と仮定する.
とすると, である.また, とすると, である.このとき,仮定より
となるが, なので, であり,変形すると,
が言える.(証明終)