もっぱら原理的に拡大を志向するような国家は,滅びる

ところで,われわれは,征服の必要性が国家体制そのもののうちに組みいれられており,自らを維持するためにはたえず膨張するほかはないようにつくられていたさまざまの国家を見てきた.おそらく,これらの国家は,この結構な必要性を自ら大いに祝福していたであろう.だが,それは,繁栄の終局とともに,まぬがれられぬ没落の時を示していたのである.

J-J.ルソー 『社会契約論』

 ところで,現代にそのような国家は存在するのでしょうか?